兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(小林公平校長)で18日、第97期生の入学式があり、約28倍の難関を突破した40人がタカラジェンヌへの第一歩を踏み出した。

 入学式では、新入生がグレーの制服に身を包み、男役は髪をリーゼントカットに、娘役は三つ編みにして登場した。

 小林校長は「今日は新たな道へのスタートで、決してゴールではない。しっかりと基礎を身につけてほしい」とあいさつ。新入生総代の桜沢瞳さんは「清く正しく美しくの教えを守り、立派な舞台人になるよう限りない芸の道に精進します」と誓った。

 新入生は15-18歳で、宮城、熊本両県などの16都府県や米ニューヨーク州から集まった。

 今後2年間、ダンスや日本舞踊、演劇などの厳しいレッスンを積み、卒業後は宝塚歌劇団に入団する。

 [2009年4月18日11時13分]ソーシャルブックマーク