ザ・テンプターズのドラマーで女優真行寺君枝(49)の元夫の俳優大口広司(おおぐち・ひろし)さんが、25日に亡くなったことが26日、分かった。58歳。肝臓疾患による心不全だった。この日夜、都内で会見した真行寺は涙を浮かべながら、気丈に結婚生活を振り返った。2人は83年に結婚したが05年に離婚。大口さんの事業が破綻(はたん)した影響で、06年には真行寺が破産している。

 真行寺によると、昨年12月25日、大口さんの危篤の知らせを受け、病院に駆けつけたという。その際、筆談ができるまで持ち直した大口さんは「こんな姿を見せたくなかった。謝りたかった」と書いたという。同28日には、06年に大口さんが再婚した以知子(いちこ)夫人の配慮で、長男でミュージシャンの弦太(22)と3人で数時間を過ごした。「言葉はなかったけど、3人で目を見て心の会話を楽しみました」。

 亡くなった25日にも、真行寺は見舞いに行ったという。「長引きそうだとのことで、交代で見守ろうと家に帰りました。その後、お姉さまから息を引き取ったと電話がありました。C型肝炎から肝硬変になり、最後はがんだったそうです。新しい奥さまが、みとってくれて安心しています」。

 2人が結婚した翌84年には大口さんが大麻所持罪で起訴され、91年には経営していた会社が倒産した。それを機に真行寺が女優復帰、97年には大口さんがカメラマンを務めたヘアヌード写真集「メード・イン・ラブ」を発売した。01年に別居し、05年に離婚。真行寺は「離婚したのは、望んではならないことを望んだからかも。広司さんはめちゃくちゃな人だった。でも、たくさんのことを学んだ。一緒に暮らして、いろいろなことを体験することができました」。

 大口さんは来月公開の玉山鉄二(28)主演映画「カフーを待ちわびて」では医師役で出演している。音楽、役者、デザイナー、画家、そして逮捕、破産、離婚と波瀾(はらん)万丈の大口さんの人生が幕を閉じた。

 [2009年1月27日8時6分

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