酒井法子容疑者(38)は、女性を収容できる施設のある東京湾岸署に留置されている。一般的な留置生活では、自殺防止や、武器になるなどの理由で貴金属、腕時計、ベルト、ネクタイ、ハンカチ、靴ひもなどは押収される。ひも状のものという理由でブラジャーの着用を認められない場合もある。東京湾岸署の居室は畳が敷かれ、広さは3畳。冷暖房完備で、布団カバーは定期的に交換、寝具も定期的に消毒される。

 警察署によって異なるが標準的な日課は、午前6時半に起床、午前7時半に朝食、正午に昼食、午後6時に夕食をとり、午後9時に就寝。食事は「官弁」と呼ばれる弁当が支給され、自己負担で業者に別のものを注文することができる。取り調べは午前3時間、午後5時間程度。入浴は週2回程度。運動の時間として1日1回約30分、狭いスペースで散歩などができる。この時間にタバコも吸えるが、本数制限(2本程度)もある。

 毎日一定時間にニュースや音楽などラジオ番組を聴くことも可能。無料で新聞や備え付けの本を読むこともできる。

 取調室に移動する時は廊下で手錠と腰縄を付けられる。取調室では手錠は外されるが、腰縄はいすに結ばれる。トイレに行く時は手錠をしたままで移動する。

 [2009年8月10日9時31分

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