市川海老蔵(36)が企画した公演「古典への誘い」が13日から15日まで東京・観世能楽堂で行われる。「伝統芸能を分かりやすく、多角的に味わってほしい」と企画したもので、能「石橋」と歌舞伎舞踊「連獅子」という同じ伝説を題材にした能と歌舞伎を上演し、海老蔵が解説する。

 東京公演では、「石橋」を13日は観世宗家の観世清和、14日と15日は観世喜正が披露し、海老蔵と市川福太郎が「連獅子」を踊る。海老蔵は「かつて庶民は能を見ることはできなかった。『石橋』とそれを原点にした連獅子を同時に楽しめるのは現代の日本人しかできないことで、以前には考えられなかった」という。7代目市川団十郎は能をもとに歌舞伎十八番「勧進帳」を作り上げたが、海老蔵は「今回の公演は7代目団十郎が一番喜んでいると思う」と話している。