★国内は大型連休に突入するが、既に休みに入った人は12連休という。行楽はというと物価高、原油高、円安、混雑などを勘案して国内旅行、近場の行楽でしのぐという声が多いそうだ。本音はやりくりして生活をしのぐということだろう。政界はというと「しばらく大きな選挙もないのでゆっくりできそう」(自民党中堅議員)という。しばらく選挙もないがみそ。閣僚は首相・高市早苗がベトナムとオーストラリア訪問を計画。睡眠不足の首相は時差や遠出を嫌いここに落ち着いたといわれる。目的はエネルギー問題と言われるが、日豪は米国に次ぎ準同盟国の関係。両国は新型護衛艦建造で既に合意しており、さらなる売り込みが目的と言われる。外相・茂木敏充はアフリカ4カ国歴訪。財務相・片山さつきはアジア開発銀行(ADB)の年次総会出席のためウズベキスタンに。11人が外遊に出かけるがエネルギー供給元確保や武器輸出の売り込みに走り出す外遊が多い中、中東へ誰も行かないのもおかしなものだ。
★27日の参院予算委員会で野党から「緊急経済対策の検討、そしてその裏付けとなる補正予算の指示をしていただきたい」と訴えたが、首相は「必要があれば、先日成立をさせていただきました令和8年度予算の予備費も活用できますので、現時点で補正予算の編成が必要な状況とは考えておりません」と一蹴した。また国民への節約要請については「経済活動は止めるべきではない」とこちらも否定。どんな見通しでそうしているのか、大型連休で国会は閣僚も外遊でおらず、事実上の休会に入るが、この余裕はどこから来るのか。
★世界は連休明けの5月14日に米ドナルド・トランプ大統領の国賓訪中が控える。その結果、イラン情勢長期化なら補正予算の議論が始まるだろう。6月15日から17日まで首相は仏・エビアンでG7サミット。21日から24日まで元衆院議長・河野洋平が会長の日本国際貿易促進協会(国貿促)の代表団が高市政権になって初めての訪中予定。この頃に世界はどうなっているか、首相もこのペースの政権運営でいかれるのか、大きなヤマ場を迎える時期になろう。(K)※敬称略


