京都府南丹市で行方不明になった市立園部小の安達結希(あだち・ゆき)さん(11)の遺体を遺棄したとして、府警は16日、死体遺棄の疑いで、父親の会社員安達優季容疑者(37)を逮捕、送検した。
府警によると「私のやったことに間違いありません」と容疑を認め、車などを使って遺体を市内の数カ所に移動させて隠した疑いがある。捜査関係者によると殺害を認める供述もしており、死亡の経緯や動機の全容解明を進める。
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明確な物証が見当たらない中、ドライブレコーダー映像などで立ち寄り先を絞り込んでいった府警。安達優季容疑者は殺害も認めたとされ、供述内容が捜査で裏付けられるかどうかが焦点となる。「1つの節目は迎えた」。南丹署で開かれた16日の記者会見。府警の井上正己捜査1課長は、慎重な対応が求められた経緯も踏まえ、動機面などは「差し控える」との回答に終始した。
府警に車のドライブレコーダー映像を見せることもあった容疑者。府警は息子の無事を祈る“被害者”として対応する一方で、そうではない可能性の検討も進めた。
「位置情報とドラレコだ」。捜査関係者は捜査進展の裏側をそう明かす。分析の結果、立ち寄ったとみられる場所を順次捜索。4月12日、学校から約6キロの山中付近でスニーカーを発見し、翌13日、学校から約2キロの農道脇で遺体を見つけた。遺体を別の場所へと複数回移した疑いも浮上した容疑者。事件前後の行動がどこまで計算したものだったのか、動機や計画性の面で謎は残る。(共同)

