将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が21日、大阪市の関西将棋会館で指された王将戦予選で若手実力者の澤田真吾六段(25)を破り、歴代1位の連勝記録となる神谷広志八段の28連勝(87年)に並んだ。一問一答は以下の通り。

 -28連勝でタイ記録

 藤井四段 形勢を悪くして、負けという局面もあったので、ここまで連勝できるとは思ってもいなかった。非常に幸運。ツキがあった。運が良かった。

 -今日、どんな気持ちで

 藤井四段 普段通り、今まで通りに。具体的に何かというのはないですね。

 -達成感はどうですか

 藤井四段 うれしい気持ちはありますけど、次の対局も近いので、浸ってばかりはいられません。

 -29連勝へ向けては

 藤井四段 大きな舞台でもあり、相手も強敵。しっかり体調を整えたい。

 -目標の棋士は

 藤井四段 谷川先生の光速の寄せ、羽生先生の中盤の独特の指し回し、見習うべき点を感じています。

 -自分への注目度、視線をどう感じているか

 藤井四段 ありがたいことですが、自分のすべきことは、もっと将棋が強くなること。一喜一憂せずに日々、頑張っていきたい。

 -連勝が続けば、タイトルが見えてくる

 藤井四段 タイトル獲得には、さらに実力をつける必要があると思います。

 -なぜ、将棋が強くなったと思うか

 藤井四段 現状の自分の勝利に満足しているわけではないですし、将棋を始めた頃から、詰め将棋をやってきたのが、いい影響かなとは思います。