将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が26日、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で行われた第30期竜王戦決勝トーナメント1回戦で、増田康宏四段(19)を91手で下し、29連勝の歴代最多記録を達成した。
<藤井四段一問一答>
-29連勝した今の気持ちは
藤井 自分でも想像もできなかったこと。喜び、非常に驚いております。
-今日はどういう気持ちで迎えた
藤井 相手が強敵の増田四段。連勝を意識しないようにと思い、気を引き締めて臨みました。
-印象に残る対局は
藤井 初戦の加藤(一二三)先生との対局が印象深い。迫力ある闘志を盤の前で体感できたのは貴重な経験だったと思います。
-最年少のタイトル記録は18歳6カ月
藤井 まだまだ実力をつけることが重要。タイトルを狙える位置までまず実力をつけたい。
-誰に今のうれしい気持ちを伝えたいか
藤井 家族と師匠に連絡したいと思います。
-28連勝と29連勝の違いは
藤井 単独1位になれたのは特別な感慨。今までとは違った喜びがあると感じています。
-連勝のプレッシャーは感じているか
藤井 重圧に押しつぶされてしまってはいけないので、自然体で指すように心がけています。連勝記録というのはいつか途切れるもの。意識せず、一局一局全力でと思っています。