日本維新の会法律顧問を辞任した橋下徹前大阪市長(48)が27日、自らのツイッターを更新し、大阪19区で当選した同党の丸山穂高衆院議員(33)に対し、再び怒りをぶちまけた。橋下氏は「安全なところで威勢のイイことを言って肝心なところでは黙ってしまう政治家が大嫌い」「維新を止めた某女性議員と同じ」など厳しく批判した。

 橋下氏は維新が衆院選で議席を減らした総括や、代表選を求める丸山氏のツイッターの投稿に反発。「大阪での大阪維新の活動を理解することなく、ふざけた物言いをする国会議員がいるところと付き合うと精神衛生上良くない。僕はちっちゃい人間ですから、こういう国会議員が一番嫌いなんです」と辞任の理由を説明した。

 丸山氏は26日夜、大阪市内で開かれた地域政党「大阪維新の会」の全体会議に出席した。会議後、報道陣の質問に自らツイートした内容について「基本的には何か間違っていることを申し上げているとの認識はありません。謝罪することもありません」と撤回する意思はないことを明言した。橋下氏の「ボケ」連発の攻撃に「(橋下氏が)ツイートで人に対して『ボケ』とおしゃっていますが、さすがにそちらのほうがどうかと思います」と反論していた。

 一夜明け、橋下氏は「選挙の総括と代表戦が必要!とあれだけ威勢よく言っていたのに、維新の全体会議では黙ったまま。松井さんにだけでも一言謝ればいいのにそれもできない。自分の人事権を持っている者には米つきバッタで世話になった大阪維新の会地方議員には偉そうな態度。最悪な国会議員だよ」とこきおろした。

 怒りは収まるところを知らず、連続8ツイート。「丸山は大阪維新の会地方議員の中堅若手からは最悪の評価。維新を辞めた某女性議員と同じ評価」などと投稿した。