東京都議会で6日、小池百合子知事の所信表明に対する代表質問が行われた。

 質疑では、小池氏肝いりの入札制度改革が、豊洲市場(江東区)の追加工事での入札不調を招いていることにも、批判が続いた。都は一部で入札を断念し、価格が割高になるとされる特命随意契約に見直す方針だが、自民は「あれだけ特命随意契約を批判していたのに、同じ道をたどるのは皮肉としかいいようがない」。公明は「見直しは遅きに失した」と指摘し、共産は「透明性、賢い支出という知事の基本姿勢に逆行する」と、痛いところを突いた。小池氏は「原因を分析し、速やかに再発注の手続きをしている。知事としてやるべきステップを、1つずつクリアにやっている」と理解を求めた。