サッカーのワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で、日本代表が惜しくもベルギーに2-3で敗れ、初のベスト8進出はならなかった3日早朝、ダイブで有名な大阪・道頓堀の戎橋では、約20人ほどが朝日を受けながら道頓堀川へ飛び込んだが、1次リーグ3試合の時のような盛り上がりは見られなかった。
今大会過去3戦は試合終了後、一気にサポーターが集まりにぎわった戎橋も、この日は比較的静かで集まる人もまばらだった。
それでも、詰めかけた見物人からダイブのあおりが入ると、1人の男性が勢いよく飛び込んだ。20歳ホストという男性は、「悔しいけど、飛び込んじゃいました。4年後は絶対勝つんで」と早くも前を向きで、「気持ちいいっす」と早朝のダイブに満足げだった。MVPは、「僕でしょ!」と冗談交じりに答えた後、「乾のインパクトですね」と今大会2得点の活躍をたたえていた。
次々と連続で飛び込み、中には持参の「日本半端ないって」と書かれた垂れ幕を橋にかけ飛び込む人も。 飛び込む日本人サポーターに混じり、外国人のダイバーもこの日は現れた。フランス・パリから旅行中だという、フランス出身の男子学生アレックスさん(21)とフレディさん(21)は、日本を応援していたが、負けて悲しくなって飛び込んだと話し、「アメイジング」と初体験の“道頓堀ダイブ”に笑顔を見せていた。もちろんフランス代表のファンだと話し、好きな選手は「エムバペ、ポグバ」。優勝予想は、「フランス!」と熱く答えた。川から引き上げられた2人は、警備にあたっていた警官に「大阪には、もっといっぱい楽しいところあるから。おいしいものあるから」と注意を受け、真面目に話を聞いていた。
前回の1次リーグ第3戦ポーランド戦に引き続き、約80人体制で警備にあたった管轄の大阪府警南署は、この日も雑踏防止のため、戎橋の西側の欄干を封鎖。そのため、ダイブは東側で行われた。南署によると、この日を含め、今大会期間を通してけが人は把握していないといい、職員は飛び込みについて、「強制力を持っては止められない。自己責任なので」とダイブについて説明した。
1次リーグ第2戦、第3戦の終了後には、橋の上に集まった大勢のサポーターが一斉にジャンプし、橋が波打つように揺れて問題となったが、この日はそういった光景は見られず。南署の職員も、「負けましたし、時間帯もあると思います」と話していた。

