「皆さん、小泉進次郎を過大評価しすぎですよ」。福田康夫元首相の長男で、自民党の福田達夫衆院議員(51)は14日、都内の日本記者クラブで行われた自民党若手議員による国会改革に関する会見で、昨今の進次郎氏の言動に関する記者の質問にこう切り返した。

参院定数6増法案への賛成や、自民党総裁選で石破茂氏への支持を投票直前に表明した進次郎氏について、「らしくない。『ロックな小泉さん』に期待している方が多い」と指摘された進次郎氏は、「(答えるには)生々しすぎる。いずれ語る時期が来る」と明言を避けた。すると、マイクを渡された福田氏が「彼は37歳でまだまだ発展途上だ。でも間違いなく、彼を中心にして国民のためになる。もう少し長い目で見てほしい。優しすぎるかな」。注目が集まり過ぎる進次郎氏をかばうように理解を求め、進次郎氏は「おれ、福田派に入ろうかなあ」と、しみじみつぶやいた。

福田氏は父親の秘書官を経て政界入り。進次郎氏ら党の中堅若手にとって、「兄貴分」的存在でもある。