豊洲市場の「初競り」で一番マグロを3億3360万円で競り落とした、喜代村(東京)が運営するすしチェーン「すしざんまい」の築地の本店前は5日午後、3億マグロを一目見ようとする観光客や報道陣で、路地がまっすぐ進めないほどの大盛況となった。テレビ番組ロケで訪れたTOKIO城島茂(48)や松岡昌宏(41)の姿も見られるなど、「豊洲初」「平成最後」の初競り後らしいお祭り騒ぎとなった。

午後2時すぎにまぐろ解体ショーが始まると、周辺は人が入り乱れ“カオス”状態に。入店待ちの列はみるみる伸びて1時間以上の待ち時間となった。

マグロは青森・大間産の生の本マグロで、278キログラム、キロ単価120万円。これまでの最高額で、13年に同じく喜代村が落札した222キロの大間産クロマグロ1億5540万円(1キロ当たり70万円)を2倍以上更新。解体後は全国のすしざんまいで提供される。