福島県須賀川市にあるウルトラシリーズの怪獣「エレキング」像の両角が折られる被害があったことが、4日までに分かった。須賀川署によると、須賀川市が2日に被害を把握。

同日中に被害届を提出した。署は何者かに壊されたとみて、器物損壊の疑いで調べを進めている。像は高さ約2メートルで、繊維強化プラスチック(FRP)製。市担当者が折られた両角をテープで止める応急処置を施したという。

ウルトラシリーズの生みの親・故円谷英二監督が須賀川市出身。同市はウルトラマンの故郷「M78星雲光の国」と姉妹都市提携したことを記念し、15年3月にウルトラマンやエレキング像などを市内に設置した。観光スポットとなったが、エレキングは設置から2カ月後に尾を壊され、亀裂が入る被害があった。昨年7月は怪獣「カネゴン」像がひげにひびを入れられた。