警視庁は13日、3月に東京・渋谷のスクランブル交差点の真ん中に放置したベッドで寝た動画をYouTubeに投稿したとして、人気ユーチューバーで「ジョーブログ」の投稿主ら20~30歳代の男女7人を、道路交通法違反(交通妨害物件放置)の疑いで書類送検した。

容疑は、3月27日にスクランブル交差点にベッドを置き、動画撮影した疑い。動画には、投稿主の男がパジャマを着て寝たベッドを、他の4人がスクランブル交差点の真ん中に放置して、眠ることができるかに挑戦した様子が収録されていた。気付いた通行人がスマートフォンなどで撮影を始め、スクランブル交差点が混雑した模様も映っていた。

さらに、信号が赤に変わる前に4人がベッドを持って脱出しようとしたが、歩道に達する前に転倒。布団が散乱し、男も落下する様子がビルから撮影されていた。交通に障害を来してまで、過激な動画を撮ることへの批判の声も多数、あった。捜査関係者も「(迷惑行為は)事実で捜査した」と事実関係を認めた。

投稿主の男は後日、警視庁渋谷署に出頭する様子まで投稿し「警察の人はすごく時間を取ってくれて申し訳ない。メチャクチャ優しかった」と謝罪。一方で「とがってぶっ飛んだことを、まだまだやっていきたい。他にできない伝説、ぶっ飛んだ動画を上げていく」などと明言。米大陸や南米の縦断、スラム街や麻薬密売組織に潜入するなどしてきた過激な動画を、今後も撮り続けると宣言した。

現在は「無人島を探しにフィリピンの海に出た」とツイッターで明かしている。