参院選東京選挙区は前回から改選数が1増えて6となっており、与野党各党がしのぎを削る超激戦区だ。永田町では、国民が水野氏という「王道の候補」(野党関係者)を擁立したことで、戦いはさらに激しくなるとの見方も出ている。

6年前に当選した自民の丸川珠代、武見敬三両氏、公明の山口那津男代表、共産の吉良佳子氏、れいわ新選組を設立した山本太郎氏は、いずれも出馬予定。自民は当初取りざたされた3人目の擁立を見送ったが、情勢次第では、3人目の擁立の可能性が残っているとの見方もある。野党は立民が元都議の塩村文夏氏に加え、新聞記者出身の男性の擁立を予定。社民は朝倉玲子氏を擁立し、元衆院議員の小林興起氏も出馬を表明、複数の諸派も候補を擁立する。東京選挙区は与民VS野党の争いに加え、立民や国民など野党間でも議席争いになり、選挙戦は熾烈(しれつ)を極めそうだ。