東武鉄道(本社・東京都墨田区)、野岩鉄道(同・栃木県日光市)、会津鉄道(同・福島県会津若松市)、JR東日本東北本部(本部・仙台市)は15日、東武鉄道の下今市駅(栃木)からJR東日本の会津若松駅まで6月27、28日にSL大樹「土津(はにつ)」を特別運行すると発表した。

東武鉄道が2017年(平29)に運行を開始して栃木県内を走らせているSL大樹が、会津若松に乗り入れるのは初めて。旧国鉄会津線の会津田島~西若松駅間でSLを運行するのは1974年(昭49)以来52年ぶりとなる。

27日は下今市午前9時33分発で、会津田島、芦ノ牧温泉で停車して、午後4時53分に会津若松に到着。28日は会津若松午前9時30分発で芦ノ牧温泉、湯野上温泉、会津田島、鬼怒川温泉の各駅を停車して下今市に午後5時19分に着く。

この特別運行は、「東北復興の一助」を目的とした鉄道事業者の4社が連携して実現した。日光と会津を結ぶ観光周遊ルートを確立し、会津エリアの活性化を図ることを目的として沿線自治体により設立された「SL大樹等観光列車運行推進協議会」(事務局・福島県会津若松市)も加わった。

列車名の「土津」は、会津藩の初代藩主で徳川家康の孫でもある保科正之公をまつった「土津神社」から命名された。下今市駅~会津田島駅間は、ディーゼル機関車がけん引する。