国民民主党の玉木雄一郎代表は19日の党首討論の際、95歳まで生きる場合、公的年金とは別に夫婦で2000万円が必要と試算した金融庁金融審議会の報告書を、安倍晋三首相に手渡そうとするひと幕があった。

首相に「報告書を読んでください。まっとうなことが書かれてあります」「お忙しいと思って、附せんをつけてきました」と言って、首相が座る机に置く形になった。

首相は、報告書について「私は読んでいます」と目を通したことを明かし「附せんをつけてもらったが、これは結構です」と、玉木氏に返した。

玉木氏はその後、麻生太郎金融担当相に渡そうとしたが、麻生氏も受け取ろうとしなかった。