この夏、吉本興業、セブンペイ、かんぽ生命など、相次ぐ企業の謝罪会見が、さらなる批判を招く結果となっている。

失敗の原因と、絶対に押さえておくべき鉄則は何なのか。あらためて知りたい危機管理、謝罪会見の「お作法」を、企業広報・危機管理コンサルティング会社エイレックスの江良俊郎代表(56)に聞いた。

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吉本興業岡本昭彦社長の会見を、謝罪会見のセオリーという視点からチェックしてもらった。

◆時間 5時間半は長すぎる。時間無制限はダメ。一応のメドを伝えた上で、質問がなくなるまでやるのが原則。1時間半をメドとし、2時間やって終わるくらいが適切です。

◆会見者の配置 テーブルに岡本社長1人でしたが、謝罪会見で1人というのは心細いもの。普通は3人くらいで着席します。壁際の方に副社長と法務担当が着席していたスタイルはまったく理解できないです。横からあれだけしゃべるなら、一緒に登壇して両脇にいるべき。

◆記者席の配置 記者席をクールダウンさせるため、空間をたくさんとった方がいい。180センチテーブルの場合、3人掛けにして記者席をギチギチにするのではなく、2人掛けに。冷房も効かせた方がいいです。

◆ぶっつけ本番は危険 岡本社長は事前に練習をなさったようですが、それでも謝罪会見は緊張するもの。私の会社でも週に3社くらいトレーニングを行っていますが、トップ企業の社長の皆さんでも「難しい」とおっしゃいます。特に雰囲気を体感しておいた方がいいのはストロボ。あのパシャパシャという音はアマチュアのカメラでは出ない。あとは「話が長くて分かりにくい」「ニヤニヤして見える」など、客観的な意見を周りに言ってもらうことも大事です。