京浜急行は6日、公式サイトで、5日に横浜市神奈川区の神奈川新町第1踏切で、下り快速特急電車とトラックが衝突した事故後、運休が続く京急川崎~横浜駅間の上下線について、7日始発までの運転再開を目指していると発表した。

事故は5日午前11時40分ごろ、神奈川新町駅を横浜方向に出て、すぐの位置にある第1踏切で、本橋道雄さん(67=千葉県成田市)が運転する13トントラックが立ち往生し、そこに時速約120キロで走行していた快特電車(8両編成、乗客約500人)が衝突。トラックは炎上し、電車3両目の下敷きになっているのが見つかった本橋さんが死亡し、電車の運転士と乗客の計33人が軽傷を負った。京急は同午後8時から、復旧作業を始めていた。

ツイッター上には、事故後、運行状況を随時、明らかにしたり、夜を徹して復旧作業を続ける京急に対し、ハッシュタグ「#京急がんばれ」「#がんばれ京急」をつけた、利用客のものとみられる応援ツイートが相次ぎ、一時はトレンドワードにまでなった。駅員が、ホームで電車を待つ子供に帽子をかぶせてあげた写真などをアップし、利用客に優しい日ごろの京急の姿勢を紹介しつつ「京急を愛している」「沿線住民のことを大事にしてくれる」「京急は悪くない」など、支援のツイートが相次いだ。「復旧したら乗りにいくから」「不眠不休の復旧作業をしている皆さん、安全第一で」など、京急職員へのねぎらいの声もあった。

中には、京急が万が一、接触事故が起きた場合を想定し、横転しないよう、先頭車両にモーターをつけて重くする、先駆電動車を採用していることを紹介し「京急の車両へのこだわりが事故を最小限に抑えた」「京急の安全対策レベルは高い」などと評価する声があった。