小泉進次郎環境相は3日の閣議後会見で、来年1月の第1子誕生を受けて検討する自身の育児休暇取得に関して、「環境省の職員が働きやすい環境づくりに向けて、1つ1つ課題を解決する努力をしない中で、自分だけが取るようなことはしない」と、述べた。

先月29日の講演で、省内の若手職員らの声を聞いたことを踏まえて「環境省職員が育休を取りにくい環境を残したまま、(自分が)取るわけにはいかない」と述べ、状況次第では取得を見送る可能性もあることを示唆していた。

進次郎氏は「(講演で)私が言った通り、自分が(育休を)取ればいいというものではない」とした上で「環境省の働き方については、課題や改善をしないといけないことが、こんなにあるのかという面がある。環境省の職員が働きやすい環境、育休、産休、その後の復帰、復職がしやすい環境をつくりたい。自分のことだけ考えていてはだめだという思いだ」と説明した。

その上で「自分が何らかの形で育児にしっかり取り組むことをしない、と言っているのではない」とも述べ、自身も育児にかかわることへの意欲を示した。