立憲民主党の枝野幸男代表は6日、衆参両院で統一会派を組む国民民主党の玉木雄一郎代表、社民党の又市征治党首、無所属の野田佳彦前首相と国会内で会談し、統一会派を1つの政党に結集することを念頭に、合流への協議開始を提案した。2閣僚を辞任に追い込むなど、統一会派としての活動が一定の成果をみせたと主張、さらに結束を強めるねらいだ。年明けの衆院解散の可能性もあることから、選挙対策の側面も見え隠れする。各党は提案を持ち帰り、検討する。

立民と国民は、17年衆院選前に旧民進党から分裂したばかり。今夏の参院選で立民と激突した国民の参院側には慎重論もあるほか、玉木氏は対等な立場での協議を求めており、意見集約が難航する可能性もある。