新型コロナウイルスが広がる中、国公立大学の個別試験前期日程が、25日に始まる。ほとんどの大学が、受験生にマスクの持参、着用を求めたり推奨し、会場にアルコール消毒液を設置するなどの対応を取っている。

感染した受験生への対応は、東大、京大をはじめ大半が、受験できないとし、追試験などの特別措置もしないとしている。

対応が分かれるところもある。感染者が急増している北海道の北大は「感染し受験できなくなった場合、本件が世界規模の緊急事態であることに鑑み、入学検定料の一部返還や、筆記試験のみによる募集単位については出願書類等による総合的な判定を行う予定です」とした。

大学院を含め、中国など外国からの留学希望者についても対応に追われている。東京芸大は「本学では日本国政府が入国を禁止した方は受験できませんので注意して下さい。この場合、追試等の特別措置及び入学検定料の返還は行いません」としている。