オリエンタルランドは28日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを2月29日~3月15日まで臨時休園すると発表した。

両パークの2週間以上の長期休園は11年の東日本大震災以来。

担当者は、休園期間の日付指定前売りチケットの購入者に対し、<1>通常200円かかる、21年3月31日までの有効期限の延長を無料にする<2>全額払い戻しに応じるとした。年間パスポート購入者に対しての期限延長などの対応については現在、検討中とした。

営業再開は3月16日を予定しているが、状況を見て判断するとした。

4つのディズニーホテルを運営するミリアルリゾートホテルズの担当者は、2月29日~3月15日までの間は「1部内容を変更し、基本的には通常運営いたします」と話した。

ディズニーアンバサダーホテル内にある「シェフ・ミッキー」は29日は終日通常営業する。朝食は宿泊者限定。このレストランは、ミッキーなどのキャラクターに会えるため、人気のビュッフェレストランだ。パークが休園になる29日に、ミッキーに会えるのはこのレストランのみになる。3月1日~15日は、営業中止。レストラン予約者への対応は、ホテル内の他の3カ所のレストランへの変更か、キャンセル対応になる。

東京ディズニーランドホテルの「シャーウッドガーデン・レストラン」、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ「オチェーアノ」、両ビュッフェレストランに対しては、3月2日まで通常営業。3日~15日の営業は未定とした。いずれも、29日~3月2日までの期間は新規予約は受け付けない。

その他ディズニーホテル宿泊者特典の目玉でもある、「ハッピー15エントリー」という通常営業の15分前から入園できる特典に関しては、「申し訳ないのですが、リカバリー措置が今のところございません」と回答した。

通常、宿泊予約者に対し事前に、東京ディズニーセレブレーションホテルでは、1・5万、その他3ホテルでは、3万円を前金として預かっているが、担当者は「宿泊キャンセルの方に対しましては、キャンセル料免除で前金含め、全額返金対応いたします」と話した。