東京都は1日、都内で新たに66人が新型コロナウイルスに感染が確認されたと発表した。感染増加傾向にある若年層の確認が目立ち、66人のうち、20~40代が計44人にのぼった。

小池百合子知事は、取材に「『まさか』『僕が』と(SNSで)発信されている。若い、元気だから、ではなくて『ひょっとしたら』との認識を持って行動してほしい」と、呼びかけた。著名人らの感染が続いていることが念頭にあるとみられる。「(66人は)まだまだ多い。日々刻々、情勢は変わっているが、感染爆発重大局面との認識に変わりない」とも、訴えた。都の感染人数は合計587人。

小池氏は「日々刻々、情勢は変わっているが、(東京都は)感染爆発に重大局面との認識には、変わりない」と、さらなる感染拡大に強い危機感を示し、引き続き、夜間外出の自粛などへの協力を求めた。

都では、今月12日まで都主催のイベントの自粛を決めているが、延長の可否について問われると「専門家の意見を受け止めながら判断したい」としながらも「なかなか厳しい状況というのは、共通の認識ではないか」と、含みを残した。