東京都の小池百合子知事が29日、第7回全国知事会に出席し、学校の9月入学問題について「私は長年、9月(入学)論者の1人である。こうした機会をとらえ、社会改革の1つ、それを(全国知事会が大きなテーマとし)行っていくべきではないか」と改めて賛成の意見を述べた。

小池氏は、中世、欧州で流行した感染症「ペスト」の後に「社会変革そのものの『ルネサンス』が残った」と引き合いに、「世界が疲弊しているこの状況で、日本として何を残すのか。はんこを書類からなくすだけでは寂しい。世界の歴史の中でコロナが、日本にどういう影響を与えたのかというのを残すくらいの、大きな構えでやっていただければと思う」と訴えた。

小池氏は続けて、9月入学は「グローバルスタンダードである」と話し、その上で「もともと明治時代は9月だったんですね。ですから決して、日本にとって4月がもともと変えられないものではない」と笑顔を交えて話した。

今後、国民一律に10万円が給付される予定だが「マイナンバー(制度)を、もっと使い勝手を良くするため、自治体として声を上げていただきたい」と総務相からお願いされたと話した。

自宅療養中に死亡する例もある中、病院やホテルなどの宿泊療養の方が医療ケアが整ってると話し「大きな流れに、国からやってもらえるようにしなければ、なかなか自宅療養が減らないというのが現実」だと意見を述べた。

都と近隣3県(神奈川、千葉、埼玉)が「ステイホーム週間」とする大型連休に突入するが「この大型連休は勝負どころでございますので、全国の知恵を集めながら、協力しあい、コロナ対策、打ち勝つように頑張って参りましょう」と結んだ。