パスポートの申請手数料を引き下げるための改正旅券法が24日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。7月1日以降の申請分から18歳以上が取得できる10年間有効なパスポートの窓口申請手数料が、現行の1万6300円から9300円となる。手数料引き下げで保有率の向上を図る。

 外務省によると、日本人のパスポート保有率は2025年時点で18・9%と主要先進国に比べて低い傾向で、手数料引き下げで保有率の向上を図る。若年層に海外経験を促す狙いもあり、効果を検証するため3年をめどに内容を見直す規定も盛り込んだ。

 茂木敏充外相は記者会見で「パスポート取得が容易になり、国民の海外渡航を通じた国際交流の促進につながることを期待している」と語った。

 5年間有効なパスポートの交付は18歳未満に限定する。現行は12歳以上18歳未満で1万1300円、12歳未満で6300円の窓口申請手数料を一律で4800円とする。オンライン申請の場合、いずれも手数料が400円安くなる。(共同)