仙台市太白区の「八木山動物公園フジサキの杜」は土、日と定休日の月曜を除く「平日限定」で19日から営業を再開した。

鳥獣や爬虫(はちゅう)類など約125種、約600点を展示。昨年度は台風19号の影響もあったが約53万5000人が来場した。今回は11年の東日本大震災以来の長期休園。当初は31日までの臨時休園だったが、緊急事態宣言と休業要請の解除など仙台市のガイドラインに合わせて37日ぶりに開園した。屋内施設の一部の営業を休止。爬虫類館などの屋内展示や動物とのエサやり体験など各種イベントを中止し、主要エリアで一方通行を実施するなど密集状態を回避する対策を実施している。

同園では土日開催の通常開園まで年間パスポートの新規受付を休止。有効期限が4月11日以降の「年間パスポート」と「ゴールドサポーター認定証」は通常開園まで利用可能で、その後の有効期間はあらためてホームページ上で発表予定だ。自宅待機の子供たちに動画配信などを行ってきた金集(かなつみ)隆幸園長(55)は「生で見ていただくために安全対策を徹底したい」と通常開園を目指している。