永瀬拓矢二冠(27)が13日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第61期王位戦挑戦者決定リーグ紅組の最終局で、本田奎五段(22)を破り、リーグ成績5勝0敗で優勝、挑戦者決定戦に進出した。23日の決定戦で、白組優勝の藤井聡太七段(17)と対戦する。

永瀬は藤井と今月4日の棋聖戦挑戦者決定戦でも激突し、惜敗した。木村一基王位(46)への挑戦権を懸け、再戦することになった永瀬は「藤井七段とは棋聖戦に続いて王位戦挑戦者決定戦という大舞台で当たることにやりがいを感じています。対局させていただくことに感謝しかなく、結果がでればさらにうれしいです」とコメントした。