東京都の小池百合子知事(67)が4日、新型コロナウイルス感染拡大が再び続く中、都民に対し「不要不急な他県への移動はご遠慮いただきたい」と呼び掛けた。

この日、西村康稔経済再生相に面会し、「夜の街関連」の新型コロナウイルス感染拡大防止の意見交換を行った後、報道陣の取材に対応。「陽性者が増える中、人的交流が日々ありますが、コロナ対策として感染拡大を防ぐことをお願いしたい」と説明した。

都内でこの日、確認された新規感染者数は131人。3日連続で100人以上となったが、小池氏は「圧倒的に若い方で、20代、30代が98人と多数を占めている」と報告した。

最近は新宿エリアだけでなく、豊島区池袋エリアでも感染者が確認されており「豊島区の夜の街関連の方に積極的に受けていただく。都も後押ししていきます。そのほかの自治体においても、夜の街対策に取り組む場合、国と協力して支援していきたい」と話した。

また、この日は出馬し、再選を目指す都知事選最終日を迎える。小池氏は「ずっと公務優先でやってきて、ずっとコロナと戦っていくというのが、都民に対して1番の責務だと思っている。その質問はノーコメントとさせていただきます」と話した。