東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)は17日、政府が菅義偉首相と国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長の電話会談を実施する方向で調整していることを明かした。連休明けの23日以降になる見込み。

前日16日、森会長がバッハ会長と電話会談し、バッハ氏側から「すぐにでも菅首相と電話で話したい」との意向が伝えられ、調整に入った。

招致活動にも関わり五輪行政を推進してきた安倍晋三前首相が退任し、バッハ氏は東京五輪の今後について心配していた。森会長は菅政権が安倍政治の継承を明示していることをバッハ氏に伝え、安心したという。電話会談の中でバッハ氏は10月末にも訪日したいとの意向も語った。