米大統領選の敗北を認めないトランプ大統領(74)は23日(日本時間24日)、勝利を確実にしたバイデン前副大統領(78)への政権移行手続きを開始することをツイッターで認めた。

米メディアによると、移行手続きを担当する一般調達局(GSA)のマーフィー局長はバイデン氏側に対し、独立した判断で、政権移行業務や、それに必要な予算の提供を認める旨の書簡を送っていた。トランプ氏はこれを受けて「我々の訴訟は力強く続き、勝つと信じている」と大統領選を巡る闘争は継続すると強調しながらも、「最善の国益のために(GSAが)最初の手続きについてやるべきことをやるよう勧める。私のチームにも同じことをするよう話した」などと容認する内容を投稿した。

政権移行に関して、バイデン氏側は、安全保障やコロナ対策などの情報共有が進まず、トランプ政権を強く批判。共和党内からも危機感が出ていた。