国内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されて1年となる15日、東京都の小池百合子知事は定例会見で、感染状況が改善されなかった場合に、飲食店や施設に対し「休業要請は選択肢の中の1つとして『有り』」と話した。小池氏は「休業要請は『街全体が沈む』といいましょうか。さまざまなマイナス意見がございます」と述べた上で「そうならないために皆さま方に、今ご協力をお願いしております」と語った。

都では15日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2001人が確認された。緊急事態宣言の再発令から1週間が過ぎたが、高止まりが続いている。

小池氏は、昼夜を問わず不要不急の外出を控えるよう改めて呼び掛け、「前回の緊急事態宣言時とは『桁が違う』と理解していただきたい」と強調した。

小池氏は感染対策として16、17日の秋葉原、新宿、銀座の歩行者天国を中止すると発表した。【沢田直人】