東京都の小池百合子都知事が、人気ユーチューバー「フィッシャーズ」とコラボ企画を行い、若者への新型コロナウイルス感染防止対策徹底に策を講じた。

21日、都庁で取材に応じた同知事は「現在の新規感染者は20代が多く、30代と合わせると全体の約5割。無症状の方も多い。フィッシャーズさんと若い方々へ呼びかけを行いました」。登録者650万人超、再生回数110億回超の影響力ある発信力に協力を打診し、メンバーのシルクロード、ンダホとオンラインで対談し、発信した。

小池氏は親しみを込めて、時にはタメ口、時には2人に対して「みんなは葛飾区でしょ? コロナには勝つしか(葛飾)ない!」などのダジャレも交えて、若者目線で訴えた。あらためて、コロナの現状や、飲食での飛沫(ひまつ)感染、若者でも味覚症状や脱毛などの後遺症が起こることなどを説明。「コロナは嫌なやつ。しつこい。コロナとの闘いは若い人たちがカギを握っている。若い力でコロナをやっつけていきましょう」とも訴えた。

シルクロードも「自分たちがコロナに利用されて、うつしちゃっているという考え方のほうが良いかもね。コロナの運び屋になっている」と再認識。「自分たちも都民、世界に(コロナの怖さ、対策徹底を)届けていきたい」と使命を担った。

ネットの書き込みにも「小池さんは母親の話し方みたいで説得力がある」「総理になってほしいと思ってしまった」など共感の声も多かった。