菅義偉首相は20日、衆院本会議で、バイデン米大統領と初の対面会談を行った訪米結果を報告し、質疑に応じた。

「日米同盟の結束を国際社会に力強く示すことが出来た」とした一方、会談後に米国人記者からコロナウイルスまん延の中での東京五輪・パラリンピック開催を疑問視する質問を無視したことを指摘されると「バイデン大統領への質問と認識してしまい、結果として回答漏れがあったのは事実」と述べた。現地で予定していたファイザー社との会談も電話対応に変更となったが「9月までにワクチン供給のめどが立った」と語気を強めた。