神奈川県横浜市で3日にスタートした新型コロナウイルスワクチンの集団接種のウェブと電話の予約受け付けが、希望殺到のため開始後1時間弱で一時受け付け中止となった件で、市は同日午後、3日の受け付けを中止することを公式ホームページで発表した。

発表では「再開に向けた調査を行っていましたが、本日中に再開の見込みが立たないことから、本日の受付を中止といたします。皆様にはご不便をおかけし大変申し訳ございません」と謝罪した。

今後の予約再開については、4日午前9時にあらためて情報を公開するとしている。

予約受け付けは3日午前9時からウェブと電話でスタートしたが希望が殺到。9時45分過ぎには市のホームページで「9時45分現在 予約集中のため、一時的に予約センター及び予約サイトの受付を中断しています」と告知された。中断当初は「ご迷惑をおかけし申し訳ございません。12時を目途に今後の予約受付に関する情報を改めてお知らせいたします」としていたが、正午近くになって「15時を目途に情報提供を行う予定」と変更。ここでも混乱がみられた。

ウエブ予約は接種券番号やメールアドレスなどを入力し、返信されたメールから会場と日時選択に進む方式だったが、9時の開始直後からつながりにくい状況が続いた。

市では4月12日から高齢者施設での施設接種をスタート。今回の予約は、17日からスタートする18区19会場の集団接種のもの。市のこれまでの発表によると、80歳以上の高齢者約34万人と、75~79歳の約19万人に、すでに個別通知が発送されている。