新型コロナウイルス緊急事態宣言が沖縄を除いて解除された21日、まん延防止等重点措置に移行した地域では酒類提供の制限が条件付きで緩和された。

約2カ月ぶりに酒類の提供を行った大阪の老舗の串カツ店「串かつだるま」の道頓堀店、中嶋隆晴店長(37)は「しんどい2カ月間でした。時短は仕方がないところはあるが、やっとお酒が販売できるのは素直にうれしい」と笑みを浮かべた。

酒の提供には、大阪府が感染対策を取っている店を認証する「ゴールドステッカー」を取得するか申請中であることが条件で「午後7時まで、同一グループ2人以内の入店」に限られる。大阪府八尾市の男性(60)は「やっぱり店で食べるアツアツの串カツとビールは最高。きょうは幸せや」とビールを飲むピッチを上げた。【松浦隆司】