れいわ新撰組の山本太郎代表が24日の会見で、「五輪中止は当たり前」などの東京都議選の主な公約を発表した。今回の初参戦で3候補を擁立する山本氏は、東京五輪・パラリンピックの開催を「常軌を逸している。自分たちで意図的に感染を拡大させるための五輪開催になってしまう」などと中止を訴えた。

コロナ対策として「緊急事態宣言をお願いするならば、命をつなぐための資金を東京都として出していくべき。10万円の給付金を都民1人1人に払う。中小企業、零細企業、個人事業主などに対しても損失補塡(ほてん)を行う。コロナ対策として下水のPCR検査を徹底して行う」とした。

また体調不良で22日から入院中の小池百合子都知事については「一刻も早く、体力を回復されて現場に」と気遣う一方で、「そう言っても(五輪の)開会式には間に合うんでしょ(笑い)。一番自分が出たい場所ですもんね」と皮肉った。