菅義偉首相は17日午後9時すぎから緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の拡大と期間延長について会見を行った。「これまで経験したことがない危機的状況」とした上で「宣言延長は医療体制構築のため」などとして、「国民のみなさまのご協力をいただいて、この危機を乗り越える強い決意」と、自粛要請を行った。

緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の対象地域では、1000平方メートルを超える百貨店などの大型商業施設への入場制限の徹底を要請する。また混雑した場所への外出を半減することやテレワークを呼びかけた。

前回7月30日の緊急事態宣言を発令した際に「最後の宣言とする覚悟」と、強調した。実現できなかった責任を問われたが、「効果のある対策をピンポイントで行ってきた。デルタ株で状況は一変した」などと、いつもの、すれ違い答弁を繰り返した。