日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した、衣類通販大手ZOZOの創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(46)が22日、ロシアの首都ロシアの首都モスクワで会見を開いた。
【関連記事】会見1 宇宙での12日間「短かった。理想は20日」
【関連記事】会見2「国を動かす偉い方々に宇宙に行って欲しい」
前澤氏と同行した関連会社役員の平野陽三氏(36)には、司会から「あなた方は夢をかなえた。次の夢は?」と質問が飛んだ。前澤氏は「次の夢は月に行くことです」と即答。米宇宙ベンチャー「スペースX」と契約し、23年に予定する民間人初の月周回飛行を計画するプロジェクト「dearMoon」を見据えた。一方、平野氏は「この宇宙体験を伝え広げることが直近の目標」と語った。「dearMoon」にも同行するかと聞かれると「まだ決まっていない。機会があれば」と答えた。
前澤氏に今回の宇宙飛行を約7年前にオファーした米国の宇宙旅行会社スペースアドンチャーズは、宇宙開発を手掛けるロシアの国営企業ロスコスモスと提携し、01年から09年まで民間人7人の宇宙旅行を手掛けたが、1度に2人の旅行者を宇宙に送り込んだのは今回が初めてだった。
アレクサンダー・ミシュルキン宇宙飛行士(44)は、司会から「今回、2人の宇宙旅行者を連れて行って宇宙旅行がブームになるかも知れない。職業宇宙飛行士の訓練はどうなるか?」と質問されると「100年前、飛行機が飛んだ時、なかなか乗れなかったけれど、今は飛行機に乗ることが、とても自然なことになった。同じように、宇宙旅行も自然に広まるのではないか? よりたくさんの人が出来るようになればなるほどいい。50年後、一般のビジネスクラスに乗るように出来たらいい」と前向きに答えた。
その上で「たくさんの人が宇宙に行って我々の地球を見下ろし、前澤さんのように認識が変われば良い」と笑みを浮かべた。

