将棋の藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が渡辺明王将(名人・棋王=37)に3連勝した、第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第4局が11日午前9時、東京都立川市「SORANO HOTEL」で始まった。先手後手は事前に決まっており、今局は渡辺が先手で角道を開けて矢倉に誘導した。

午前10時30分にはおやつが運ばれた。渡辺は「フランス産VALRHONAチョコレートのガトーショコラ」と「ホットコーヒー」。藤井は「立川産新品種『よつぼし』苺(いちご)の十勝産小豆の苺大福餅」「よつぼし苺のソルベ」「フェアトレードコーヒー(冷)」を注文した。

藤井はこのシリーズの初日午前のおやつには、必ず和菓子を頼んでいる。第1局(静岡県掛川市)は「ふくうめ」(抹茶とセットのお茶菓子)、第2局(大阪府高槻市)は「いちご大福」、第3局(栃木県大田原市)は対局場である「ホテル花月」の「自家製栗小倉ようかんと水仙」だった。これも勝利の験担ぎか?

対局は12日までの2日制。持ち時間は各8時間。2日間とも昼食休憩は午後0時30分から1時間。午前10時30分と午後3時におやつが出される。初日は午後6時を過ぎた時点で、手番の対局者が封じ手を行う。