日本維新の会の吉村洋文大阪府知事が4日、横浜・JR桜木町駅前で夏の参院選(22日公示、7月10日投開票有力)の神奈川選挙区に立候補を予定している松沢成文前神奈川県知事の応援に駆けつけた。改選数4と同時に非改選の欠員1の計5議席を争う異例の合併選挙となった神奈川選挙区には、現在18人が出馬を表明しており激戦の様相だ。

それだけに、早くも5月15日には松井一郎代表がテコ入れに駆けつけ、副代表の吉村氏が続く形になった。吉村氏は「維新の会は自民党との大きな対立軸になる。松沢さんは地方自治の経験者でもある。(参議院)議員の経験もある。経験豊富な松沢さんが国会で大暴れしてもらいたい」などと支持を求めた。

松沢氏は知事時代に全国初の受動喫煙防止条例を制定したことについて「たばこを吸わない人の健康を受動喫煙の害から守る。全国で初めての画期的な条例を神奈川から作って日本を変えてきた」などと実績を訴え、国政復帰を目指す。

首都圏での議席拡大を目標に掲げる日本維新の会は神奈川選挙区と、東京選挙区(改選数6)を最重要選挙区としている。その後、吉村氏は東京選挙区に出馬を予定している海老沢由紀氏の応援演説のため、東京・立川市に移動し、締めはJR有楽町駅前を埋めた聴衆を前にマイクを握るなどテコ入れ行脚に奔走した。

神奈川選挙区は、自民党現職の三原じゅん子氏と浅尾慶一郎元衆院議員の2人を公認候補に擁立した。公明党現職の三浦信祐氏、立憲民主党の水野素子氏、寺崎雄介氏、共産党の浅賀由香氏、国民民主党の深作ヘスス氏、社民党の内海洋一氏がそれぞれ立候補を予定している。NHK党は新人4人候補者の擁立を表明し、諸派からも複数が出馬を予定するなど、乱立は止まりそうもない。【大上悟】