安倍晋三元首相の国葬が27日午後2時から、東京都千代田区の日本武道館で執り行われた。

追悼の辞では葬儀委員長である岸田文雄首相が、「まだまだ長く生きてもらわなければならない人でした」と述べた。

岸田首相は93年衆院選で安倍元首相と初当選同期。「北朝鮮の日本人拉致事件に並々ならぬ正義感を持っていた」などと、当時のことも振り返った。

また、安倍政権を支えた1人として、外交をはじめとする政治手腕も評価した。「同じ時代を生きていた盟友。一意専心取り組むことができたことは一生の誇り」と語った。

最後は「日本の、世界中の多くの人たちがあなたを懐かしむに違いありません」などとたたえた。