岸田文雄首相は7日、旧統一教会との関係が相次いで判明している、山際大志郎経済再生担当相について、「理解を得られていないというのであれば、引き続き政治家として、自らの責任で丁寧に説明を尽くす必要があると考えております」と述べた。

山際氏を巡っては、教団側の会合やセミナーに出席していたことが判明。自身も18年に教団が主催した会合に教団トップの韓鶴子総裁と対面していたことも認めている。山際氏は教団側との接点について「悪質商法など社会的な問題が指摘される団体であるとの認識が不足していた」としている。

岸田氏は自民党と旧統一教会との関係について「多くの自民党の国会議員が旧統一教会とさまざまな接点を持っていたことにより、結果として当該団体の信頼を高めることがあったとの指摘について重く受け止めている」と話した。

その上で「各閣僚が旧統一教会との過去の関係を調査、説明し、新たな接点が判明した場合は追加的に報告、説明を行う。今後は関係を持たないことを徹底する」と語った。