東京都の2022年第4回都議会定例会が1日、開会し、小池百合子知事が所信を表明した。

今年の冬は、電力需給の逼迫(ひっぱく)が特に懸念される中、小池氏は、都が掲げる「HTT(電力を減らす、創る、蓄める、の略)」を通じた節電行動を都民らに促す考えを表明。11月18日の定例会見では、節電行動の一環として首元を覆う「タートルネック」など暖かい洋服の着用を呼びかけ、都職員もすでに職場で実践しているが、小池氏はこの日も「暖かく、節電にもつながるウォームビズ。都庁が率先して取り組むことで、社会に共感の輪を広げてまいります」と強調。「ウォームビズ」という形の、ファッションを通じた節電行動への理解を呼びかけた。

また年末年始に向けて、新型コロナウイルス、インフルエンザの同時流行を念頭に置いた医療体制の整備に取り組む考えを示し、ワクチン接種への協力も要請した。