将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、第35期竜王戦7番勝負第6局が2日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で始まり、午後6時すぎ、後手の広瀬が70手目を封じて1日目を終えた。シリーズ対戦成績は藤井の3勝2敗。王手をかける藤井が初防衛を果たすか、かど番の広瀬がフルセットに持ち込むか。注目の一番を迎えた。

戦型は角換わり。藤井が研究手をぶつけ、仕掛ける展開になった。1日目を終え、形勢はほぼ互角とみられる。藤井は、6回目の7番勝負で初めて2敗目を喫し、第6局を戦うのは初体験。藤井の勝負メシは「黒豚カツカレー(サラダ、福神漬け)」。「かごしま黒豚」の「カツ」で勝負に出た。対局は持ち時間は各8時間の2日制。2日目は3日午前9時に再開する。【松浦隆司】

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