W杯カタール大会でベスト16に入ったサッカー日本代表の森保一監督と、吉田麻也主将、長友佑都、2得点を挙げた堂安律ら選手たちが8日、首相官邸を訪れ、岸田文雄首相を表敬した。

冒頭、報道陣に公開された部分を含めて約20分、首相と面会した森保監督と吉田、長友、堂安が、面会後、官邸ロビーで報道陣の取材に応じた。記者から「首相を表敬した今の気持ちをひとことで」と問われた長友は、「完全に誘いですよね」と笑いながらも、カメラに向かって両手で指をさしながら「ブラボー！」と叫ぶ、リップサービスを披露した。

「ブラボー」発言後には、周囲から拍手が沸いた。すると、隣にいた吉田が「『ブラボー』で拍手が起きてるよ」と、長友をからかう場面もあった。

長友は「総理からは、感動をありがとうございましたとお言葉をいただき、うれしかった。本当にブラボーなチームだったので、1日も長くもっとサッカーをしたかったが、自分たちはすべての力を出したと胸を張って言える」と胸を張り「日本のたくさんの方々に、応援をいただき、最後まで戦うことができた。日本の皆さんに感謝したい」とも述べた。

一方、堂安は「歴史を変えることはできませんでしたが、これから4年間、これまで以上に努力しないといけない。覚悟と責任をもって、日本の皆さんを勇気づけられるプレーをしたい」と述べた。【中山知子】