藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)に菅井竜也八段が挑戦している、将棋の第8期叡王戦5番勝負第4局の指し直し局が28日午前11時30分から岩手県宮古市「浄土ケ浜パークホテル」で始まった。午前9時から菅井の先手で始まった対局は、午前10時51分に44手で千日手が成立した。このため、指し直し局は藤井の先手となった。飛車先の歩を突いた藤井に対し、角道を開けた菅井はやはり三間飛車を採用。5局連続となった。

正午からは1時間の昼食休憩となった。藤井は「短角牛のローストビーフ丼とミニ冷麺」と「真崎若布(わかめ)と季節の野菜サラダ」、菅井は「三色丼(生うに・宮古サーモン・いくら)」に「真崎若布と季節の野菜サラダ」「あら汁」「岩手のお新香」「フルーツ」をそれぞれ注文した。

午後1時、対局は再開された。お互いに穴熊に囲い合っており、仕掛けのタイミングをお互いに見計らっている。今後の展開に注目だ。

この後、午後3時には主催の不二家提供のおやつが出される。決着は28日夜の見込み。