立憲民主党の泉健太代表は29日、会見で岸田文雄首相が10月20日に臨時国会を召集する意向を固め、直後に衆院解散に踏み切る可能性が浮上していることについて「まさに早期解散含み。政局でやっている感がある。経済対策、補正予算の発言も国会の開会時期も、すべて選挙対策、選挙含みで動いているんじゃないか」との認識を示した。

岸田氏は10月下旬に総合経済対策を取りまとめるとしているが、経済対策の骨子ともなる補正予算の提出時期については言及を避けており、臨時国会を召集した直後に解散するタイミングを伺っていると臆測されている。

臨時国会で十分に議論がなされないまま、早期解散となる可能性について「当然、批判されるべき。国民に実際の果実を届けるのではなくて、それよりも政局を優先させるということ」と批判した。