自民党の石破茂元幹事長は7日までに自身のブログを更新し、今月22日に投開票される参院高知・徳島選挙区の補欠選挙について「いままでのような『立憲共産党!』などという野党批判だけでは勝利は難しいと思います」と指摘した。
同補選とともに、10日には衆院長崎4区補選も告示され、こちらも22日に投開票される。両補選は自民党議員の辞職と死去に伴うもの。事実上の与野党一騎打ちの構図となっていることを念頭に、石破氏は「高野光二郎参院議員の辞職、北村誠吾衆院議員の逝去に伴うもので、どちらも元々自民党の議席だったのですが、情勢は予断を許さないようです」とした上で「特に高知・徳島は合区の補欠選挙であることに加えて、自民党議員の不祥事が原因で行われる選挙という悪条件が重なっており、いままでのような『立憲共産党!』などという野党批判だけでは勝利は難しいと思います」と記し、自民党にとって、単なる野党批判だけを展開するのでは勝利が難しいとの認識を示した。
自身も応援に入ることに触れた上で「地元の課題を正確に把握したうえで、驕り高ぶることなく低姿勢に徹し、ひたすら謙虚に誠心誠意お願いする他はないと思っております」ともつづった。
また、今回の参院補選と同様の構図の補選が、34年前の1989年6月にあったと回顧。「随分と昔のことで、覚えているのは我々衆院当選12回生以上しかいなくなってしまいましたが、平成元年6月の参議院新潟選挙区の補欠選挙で、自民党公認候補が、リクルート事件など当時の政治状況を厳しく糾弾する土井たか子社会党委員長のマドンナブームに乗った社会党公認の女性候補に惨敗したことが、その後の宇野総理の下での参院選大敗、宮沢内閣不信任案可決、自民党下野に繋がりました。参議院の補選を決して甘く見てはなりません」とも指摘した。

